歯のこと②
前回の続きで歯の話・・・の前に少し訂正が。
前回の銀河の歯の写真で、抜歯した下前歯が斜めになっている写真を載せましたが、普段斜めになっていた訳ではありません。
病院で、ここまで動くという意味で歯を動かした写真でした。
なので、普段斜めになっていないから歯周病ではない、というものではないのです。
今回の記事を書くにあたり元気銀河ママにかなり質問をしたのですが、ルディパパの確認ミスでした・・・申し訳ありません、ご注意ください・・・。
ルディパパは数年前から、ずっと放置していた親知らずの治療に歯科医院に通っていました。今は治療が終わりましたが、1年に数度定期検診に通うことを続けています。
自分の歯磨きをする時、昔から力一杯磨く癖があり、それは良くない、と注意されながらも癖はなかなか治らず・・・。しかし、現在ルディパパの歯茎は同年齢の方と比べればかなり強いらしく、しっかりしていると褒められたのです。
もちろん力一杯磨くのは良くないのですが、歯と歯茎の間を磨き、歯茎に刺激を与えることにより歯茎が強くなるというのはあるのだ、と思います。そしてそれは歯周病予防にもつながる・・・(歯科医もそう言っていた)。
故に、ルディの歯磨きの場合、歯石がつかないように歯と歯茎の間を磨くことに加え、歯茎もちょっと鍛えるようなつもりで磨くようにしています。もちろん、軽くですよ。
元気と銀河は、家で歯磨きはほとんどしていなかったそうです。
グリニーズとか・・・これは以前のルディもそうでした。
歯周病になり、抜歯した銀河は早食いで更に銀河の方が口中がネバネバしている・・・ルディも銀河にそっくりで、ちなみに遠いですが親戚です。
しかし、元気も銀河も無麻酔の歯石取りには定期的に行っていたのです。
ある意味羨望の眼差しで見つめていた、無麻酔での歯石取り・・・ルディの歯磨きに手こずっていたルディ家も挑戦しました。
地元での無麻酔歯石取りは、ルディが施術者を噛もうとした為断られ、遠方でしたが癖のあるミニピンの施術で有名なところへ行きました。
歯石取りの技術は見事でルディの歯石もキレイに取れましたが・・・ルディの場合、無麻酔歯石取りでは歯の裏側の歯石は取れないこと(他犬はできている犬もいるのかもです)、あと、施術翌日にルディがストレスからか酷い下痢になってしまったことで一回きりとなりました。
下痢は、施術が悪かったのではなく、ルディの性格によるものだと思います。
それでも歯の表側の歯石取りも充分に意味はあるし、将来あるかもしれない病気や怪我での施術に対して少しでも慣れてほしいので、もう少し近ければ通っていたと思います。
おいそれとは通えないので、ルディがある程度歳を取ったら再び通おうか、などと考えつつ、今すべきは家での歯磨きだ、とより一層歯磨きを頑張るようになりました。
無麻酔歯石取りの先生も、かなり丁寧な歯磨き指導をしてくださり、やはり毎日の歯磨きは重要なのだと思ったきっかけにもなったのです。
現在、ルディはルディママが歯ブラシを使って表側の歯磨き、ルディパパがガーゼで裏側の歯磨きをしています。
ルディの歯磨きは簡単にできた訳ではなく、毎日少しずつ慣らしていって、現在は5分くらいできるようになりました。
これは、決してルディがかしこな訳ではなく、ルディパパとルディママの頑張りによるもので、どちらかといえばルディはやりにくい犬です。
ルディはやりにくい犬・・・これはかなり自信がある。
ルディの歯磨きのことをブログに書いたりすると、「ルディくんはかしこいね」というような事をよく言われます。
しかし、こと歯磨きについてはかしこでもなんでもなく、凄まじい抵抗でした。
このような事を書くのは、自慢がしたい訳ではなく、「ウチの犬は無理だ」と諦めている飼い主さんが多いと感じていて、そうではない、と声を大にして言いたいからです。
ルディ家の場合、ミニピンには歯のトラブルが多い事を知ったのがルディが若いうちだったのは幸いでしたが、ルディ利用のサロンでは歯石取りをしておらず、ルディ家地方の他サロンでの歯石取りは断られた為、歯磨きができるようにならざるを得なかったというのが実情・・・つまり、歯磨きができない、と悲観している方たちと同じ状況だったのです。
ルディパパは昔、コロンに薬を飲ませるのに苦労した為、ルディが幼い頃から毎日、口に手を入れて慣れさせてはきました。
それでもいざ歯磨きとなると頑なに口を開けないし、暴れる、逃げる・・・諦めかけた事もあります。最初はルディパパがやっていましたが、ルディママがするようになり、毎日少しずつの進歩でした。
犬種に寄って・・・更に性格によって、違いはあると思います。
しかし、犬は"決まり事"を守る傾向があります。
これは犬自体が嬉しい事、好きな事は当然の事ながら・・・これは意地でも守らされますが・・・同時に決まり事になれば嫌なことも守ります。
子犬の頃から習慣付けておく、ということが大事だと思いますが、ルディの場合は1歳を過ぎたあたりくらいからの方が嫌な事を教えるのはやりやすかったことからして、ある程度年齢を重ねてからでも遅くはないと思っています。
ルディは本格的に歯磨きを始めたのは2歳前後からです。元気銀河も、銀河の抜歯後、少しづつ頑張っています。
いきなり歯ブラシでの歯磨きは無理ですが・・・最初は手で歯を触ることから始め、慣れてきたら歯磨きシートやガーゼなどで・・・毎日少しずつすることで必ず進歩していくと思います。
それに・・・これはしつこく書いていますが、犬は日々の進歩が感じられなくても、続けていればある日突然できるようになったりします。つまり、進歩が感じられなくてもこちらの意思は犬には伝わっていて、実は進歩しているのだ、と解釈しています。
犬にものを教える事・・・それは忍耐と持続と諦めない心です!
今回、元気銀河ママは、銀河と同じような思いをする犬がいなくなりますように・・・と、無麻酔歯石取りに頼り切っていた事、歯磨きをしていなかった事を後悔して反省し、銀河の痛々しい写真も提供してくださりました。
そして、銀河に対して申し訳ない、とかなりの落ち込みようでした・・・。
人間でも虫歯や歯周病は、なりやすい体質となりにくい体質があるように、犬も違いはあるでしょう。
ルディパパがかつて一緒に暮らした犬たちのように歯磨きをしていなくてもシニア犬になるまで大丈夫な犬も多くいるのかもしれません。
でも、すべての犬がそうではない、という事は確かです。
そして、もちろん犬の歯磨きをしっかりやっておられる方もきっと多いとは思いますが・・・無麻酔歯石取りやサプリ的なものを盲信し過ぎている人が多い事も感じています。
ルディパパがルディの無麻酔歯石取りに行った時、先生がもっとも大事だと指導してくださったのは歯磨きでした。
歯磨きがしっかりできていない飼い主の方々・・・愛犬の歯が大事ならば、今からでも歯磨きを頑張り、できるだけ抜歯する事がないように予防しましょう・・・。
それが、6歳にして下前歯6本を失った銀河のママさんの願いでもあります・・・。
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2019-08-27 00:29
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コメント(6)
まさに、あんこに歯磨きは無理だと諦め、
朝晩散歩後に布に歯磨きペーストつけて表面ゴシゴシしてお茶を濁してました…
激しい抵抗に面倒になってしまって…
ダメですね。
ちゃんと歯ブラシ使ってやらないと。
心を入れ替えます!
ちなみに歯ブラシのオススメとかありますか?
以前指にはめるサック型を買ったのですがイマイチでした〜
by あんこかいぬし (2019-08-27 17:18)
ワンちゃんも歯のお手入れ大事ですね。人間も同じですけど。
by JUNKO (2019-08-27 17:21)
歯磨きの話し、うんうん!と頷きながら読ませて頂きました。2歳前後から始められたんですね。我が家のワンコも2歳4ヶ月。たまーに行っていた歯みがきだったので、慣れてもらうためにも毎日少しづつやっていこうと思います。
by ミニピンママ (2019-08-27 17:46)
>あんこかいぬしさん
布にごしごしでもやらないよりは全然いいかと思いますよ!
激しい抵抗は承知の上!
最初は歯ブラシが歯に触れるだけ、次は1秒…そんな感じでゆっくり進んでいきましょう。
歯ブラシは、最初は人間赤ちゃん用のを使っていました。今は動物病院で売っている犬用歯ブラシです。
両方ともヘッドが小さいからです。
犬用歯ブラシは、"歯磨きをしてあげる人が持ちやすく"作られていてやりやすいとのことでした(ルディママ・談)
やはり隙間がよく取れる、とのことでしたよ!
by ルディパパ (2019-08-28 08:43)
>JUNKOさん
歯が悪くなると、人のように歯医者で我慢、という訳にはいかないので普段の歯磨きでの予防が大事です〜。
by ルディパパ (2019-08-28 08:45)
>ミニピンママさん
そうですか!最初は毎日するのは億劫ですが、そのうち犬も慣れますよ〜!
歯磨きしていなかったシニア犬、すごく歯石だらけになったり、麻酔の歯石取りをして大変なことになっていたりします。
皆、「歯磨きしとけば良かった!」と言われます。
なのでルディ家も頑張りました!
ミニピンママさんも頑張ってくださいね〜(^^)
by ルディパパ (2019-08-28 08:50)