知的遊び
犬に、知的な、考えさせる遊びをさせるといいのだという。
脳を使うと疲れるのである。雨の日や最近のように暑い日など、どうしても運動不足になる日にはいいのだと思う。
ルディは家で遊ぶ時に追いかけっこなどをすると駆け引きを重視するので、確かにそうだ、と思ってオヤツを隠して探させたりしたことがある。
箱にオヤツを入れて覚えさせる、とかもいいらしいのだが、ルディの場合はオヤツが絡むと脳より体が動いてしまい本能のまま滅茶苦茶に探してしまう。一応警察犬みたいにクンクンしているが、鼻はあまり効かないのでクンクンクンクンしているだけで実際は半狂乱状態で前脚と目視で見つける。兎に角、知的な遊びとは程遠い。
あまり厳しくするとそれは"訓練"になってしまい、こちらも疲れてしまうので、知的な遊びもなかなか難しいのである。
早朝散歩で頑張ってロング散歩を敢行していますが、やはり夕方から夜にかけてルディは元気過ぎる。復活してしまうのだ。
しかし、ルディパパは仕事でバテバテなので、ルディママが遊んでくれている。
夕食のあと、ルディパパがテレビを見ていたら騒がしい。
いつものことであるが、ちょっと違う。ちらちら見ていたのですが、気が付くと釘付けになってしまっていた。
和室の襖を開け放つ時に使う柵の上に、プーさんのパペットこのようにが引っ掛かっていた。
ルディママがしきりに、「ルイちゃん、パペット取って〜!」と、ハイテンションで叫んでいる。
ルディもそれに応えてしきりにパペットを取ろうとしていた。
ルディママ、考えたな!と感心したものである。
パペットはなかなか取れない。
いや、普通の犬なら取れるのかもしれない。柵ごと倒して。
しかし、チキンルディは、柵が倒れるのが恐い。
プーさんを口で引っ張って、柵がぐらり、と揺れるとビビってプーさんを口から離してしまうのだ。
下から引っ張るとプーさんの首が柵に引っ掛かってしまうので、こちら側から引っ張ると柵は必ず倒れるであろう。
柵を倒さずにプーさんを取ろうとするならば、逆側から引っ張るしかない。
しかし、ルディは当然、場所が広く、プーさんが垂れ下がっている面積が多い方を引っ張ろうとする。
果たして気付くだろうか?
引っ張って柵がぐらり、逃げる、というのを何回も繰り返し、困り果てたルディは吠えたり、時折クーン、と鳴いたり・・・。
どうしても取れないのである。
ルディママが「頑張れ〜!」と諦めかけるルディを促す。
かなりのハイテンションで促す為、ルディは再び頑張る。
そのうち、ルディは同じやり方で挑戦しながら考え始めた。
ルディママに続き、ルディパパも思わず「頑張れ!できる!」と声が出る。
おっ!
遂に逆側から!
おおっ!
こちら側から引っ張っても柵は多少は揺れるので、その度にルディは躊躇しますが、応援の声はどんどん大きくなり、ルディも挑戦を繰り返します!まるでオリンピックに出ている子供を応援しているかのような熱!
そして・・・!
慎重に・・・!
少しずつ・・・!
柵が倒れないように・・・!
最後は一気に!
やった〜!!
金メダル!(ではない)
ぐすん、ちょっと感動してしまったではないか・・・。
5〜10分程度の事だったと思いますが、このあと褒められたルディはコテンと爆睡。
そうか、ルディ、頭フル回転だったもんな・・・。
知的遊びをして、ルディは疲れたのでした。
ルディママの知的遊びに感心したルディパパでしたが、あとから聞いたら「それ〜っ!」とプーさんを投げたらたまたま柵に引っ掛かったのだという・・・。
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2019-09-10 00:00
nice!(115)
コメント(1)
大したものですね。賢いなー!
by JUNKO (2019-09-10 17:08)