指導：ミニピンルディとパパ日記：So-netブログ

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指導 [編集]

　土曜日、ドッグランから帰ってきて新聞を読んでいたら、大相撲の貴ノ富士が前日金曜日に行った記者会見の記事を読んで不愉快な気分になった。

　1年半ほど前に、貴ノ富士は付き人への暴力行為が発覚して、今回2回目である。このご時世、厳罰は致し方ないことであろう。

　しかし22歳と若い貴ノ富士は、どうしてもまだ相撲道を邁進したいらしい。これも当然で、気持ちは分かるがそれ故に2回目の暴力行為は馬鹿だという他ない。

　相撲協会の今回の処分、"自主的引退を促す"っていうのもなんなのか。武士の情けのつもりなのか、詰め腹を切らせるようなやり方は、旧日本陸軍の「皆玉砕したのに生き残りおって。自主的に自決せよ」的な感じと似ていてこれも不愉快である。

　人間、失敗はある。失敗を繰り返して成長する。

　カッとなって暴力を振るってしまい、その1回の失敗で全てを奪うようなことはせず、反省しているなら再起への道も残してあげたい。

　2回目の失敗でも、場合によっては再起への道があってもいい。

　貴ノ富士は、自分が新弟子の頃にされていたことをしただけなのかもしれない。若いが故に、「兄弟子は数年前に何らお咎めなしだったのに、何で俺だけ・・・」という思いも強いだろう。

　「もう一度だけチャンスをください。新弟子からやり直します」
　とでも言うのならまだ分かる。

　しかし、いろいろな事を考えても、貴ノ富士に同情することはできないと思った。

　彼は記者会見で記者の質問に、昨年の暴力行為後の相撲協会の暴力問題に関する研修を、「伝わっていない」とし、「手を出さない代わりにどういう風に指導していくか教えてもらっていない」と答えた。

　呆れた。弁護士も同席していた。弁護士って何なんだろう。

　指導のやり方を教えてもらえていないから、暴力を振るって指導するというような人間は、普通いない。

　彼は貴公俊というシコ名だった。
　しかし、暴力行為があって、当時親方だった貴乃花の立場を悪くし、それでも許してもらって、これも恐らく親方達の気遣いであろう・・・悪いイメージを払拭する為に貴ノ富士にシコ名を変え、各方面に心配と迷惑をかけ、研修も行われた。それなのに伝わっていないというのならば、今後何をしても伝わらないに違いない。

　貴乃花は何を指導していたのか？

　先日のランでぴん太ママに撮ってもらった写真ですが、ぴんパパと談笑するルディパパの膝の上で休んでいるルディです。ルディとの信頼関係が感じられてなんだか気に入った写真です。

　人と犬が信頼関係を築くにはそれ相応の苦労が生じています。

　かわいいかわいい！だけでは済まない。子犬の頃は大変だし、ある程度歳を重ねた保護犬だったりすると、数年かかる場合もある。

　たくさんの事を教えた。なかなかうまくゆかなかった事も数知れず・・・。これは子育ても同じです。

　ただし、ルディパパが特別な訳ではなく、犬を可愛がって家族のように思っている飼い主ならば普通のことで、それが当たり前なのです。

　相撲界の10代後半の付き人より、犬の方が指導・・・つまり、いろんな事を教えるのは難しいと思う。

　何しろ犬は喋れないし、初めはこちらの言うことの意味が分かっていないのだから。

　それでも、普通の人は暴力など振るわない・・・。

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