番外編 After2005

　今日午前2時半・・・家から点滅信号だらけでほとんど車が走っていないノーストップの国道を南東へ・・・20分後、寒空の下で屈強な男たちに囲まれて立っていた男はルディパパです。




　昨日からほとんど寝ていません！故に今日はその理由を書き連ねますのでルディの登場がありませんが、「ミニピンルディとパパ日記」なので、パパ日記になることをご容赦下さい。


　
　実はルディパパ、一応会社を経営(会社と言っても家族経営の本当に小さい会社です)しているんですが、10年ほど前、2005年頃から盗難に悩まされています。
　一応警備会社と契約していますが周りに何もない800坪ほどの土地なので、全周警備ではありません。でも、車輌の侵入は完全に防げます。問題は人の侵入です。

　10年前は盗難があっても被害軽微で、大人の小遣いほどの被害でした。1回だけ80万円ほどの被害にあいましたが、資材の管理を少し厳重にして数年は被害ナシでした。

　しかし3年前に一晩で600万円ほどの大被害にあい、それは当時の常識では考えられない盗難でした。凄まじい労力を使っての人力作戦で、数人で何回も運んで盗難されました(犯人捕まってません)。

　それからまた資材の管理を厳重にして2年、去年の夏から、最初は気付かない程度の盗難にあい、それが数回続いて、「盗られている！」と気付きました。そこから犯人との戦いが始まったのです。ルディパパ会社にとって、初めての同一犯による短期間の連続犯行でした。

　警察はパトロールを強化してくれましたが、1ヶ月に1回ぐらい、忘れかけた頃にやられます。

　犯人は調子に乗り、2週間に1回、そして1週間に1回ぐらい盗るようになりました。

　ルディパパは夜中に起きて2日に1回ぐらいパトロールしましたが、遂にパトロールした日に時間がずれていたのか盗られるという失態を犯して落ち込み、体力的にも精神的にも疲れ果ててしまいましたが、それを逆手にとって、破られたフェンスを修繕せずにワザと数回全く盗難に気付かない振りをして、1週間泊まり込み作戦を実行しました。

　ルディパパ会社は田舎にあって、近くに駐在所があり、駐在警官がいます。その駐在警官に相談し、ルディパパ、ルディパパ家族、従業員、駐在さん、駐在さんの後輩所轄地域課警官がシフトを組んで徹夜で張り込みです。

　駐在さん、後輩警官コンビはもちろん時間外に張り込んでくれて、作戦初日は警官コンビだったんですが犯人現れずでした。警官コンビ以外の日は事務所から見張って、犯人が来たら気付かれないように110番することになっていました。

　幸い2日目に犯人が現れて110番通報から駆け付けた機動捜査隊に現行犯逮捕されましたが、今でも張り込み翌日に藪蚊に刺されまくっていた駐在さんを思い出すとおかしさと共に感謝の心が蘇ってきます(逮捕翌日、自分の手で逮捕できず、駐在さんは悔しがっていた)。


　それで、昨日までの1年間は何事もなく過ぎて行きました。

　しかし、昨日突然県警機動捜査隊の刑事がやってきました・・・。

　「盗難が流行っているので気をつけて下さい！」

　これはよくあることです。しかし、昨日は違いました。やたらと、「盗犯が入ってくるとすればどこですか？」とか、「この会社で盗まれるとすれば盗られるものの置いてある場所を教えて下さい」とか、盗られてもいないのに具体的に質問してくる。

　2時間ほど4人で写真撮ったり、見廻ったりして、最後に、「今晩張り込みさせてください」と頼んでくるではないですか！ルディパパはビックリして当然聞きましたよ！「何かウチに盗みにくる情報でも？」と。
　そしたら、ルディパパより10歳は若そうな刑事さんは「被害がこちら方面に広がっているので・・・」と。でも、これだけでは納得できません。去年は何回盗難に入られても、駐在さん以外所轄は張り込みなんかしてくれなかったんですから。

　それで、聞きました。「そんなにウチに入る確率高いんですか？」と。
　刑事さんの答えが忘れられません。
　「確信はありませんが、確率は激アツです！」

　ルディパパは張り込み了承しました。刑事さんの隠れるトラックも施錠せずに言われたところに停めて・・・。


　ここまで読んでくれた人いたかな？いたとしたら感謝します！
　もうフラフラなので寝ます・・・！続きは明日日中にアップして、明日夜から普通のルディブログに戻りますので、続きを読んでもいい、という人は続き読んで下さい～！

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