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クワガタ

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 毎年この時期になるとオオクワガタのことを思い出します。

 ルディパパ、ルディを迎えてからやめたのですが、7〜8年もの長きにわたりオオクワガタの飼育繁殖をしていました。









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 虫が嫌いな方はごめんなさい!幼虫写真は載せないのでご安心ください。

 オオクワガタの繁殖を簡単に説明すると、夏にペアを選んで数週間同じ飼育ケースで同居させたあと、別に用意した数日間水に浸したクヌギの木片を入れた飼育ケースに雌を入れます。

 数日してクヌギの木に噛んだあとがあると産卵開始なのでまた数週間放っておき、頃合いを見計らって雌を普通の飼育ケースに移して休んでもらいます。

 1ヶ月ほど経ってからクヌギの木を慎重に解体していくと米粒より小さい幼虫が出てきます。これがクワガタ飼育での最大の楽しみ。

 ルディパパの場合、10匹前後になるよう調整していたのですが、その幼虫たちを一匹ずつ菌糸ビンと呼ばれる広葉樹のおがくずにキノコ菌を植えたものが詰まっているビンに投入していくと、それをエサとして成長していくので1ヶ月〜3ヶ月毎に菌糸瓶小→中→大と入れ替えてゆく。

 一年経った丁度今頃の時期がオオクワガタ成虫の取り出し時期です。
 最後の菌糸ビンの蓋を開けると菌糸が詰まっているので、スプーンやノミを使って、慎重に、慎重に・・・一枚一枚、皮をめくるように菌糸を取り除いていくと・・・パカっ!と空洞(蛹室)が現れ、黒い物体が現れる!”黒い宝石”と言われるオオクワガタの成虫が羽化しているのです。









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 綿密に計算された年間スケジュールに従って繁殖飼育するのですが、特に雄は羽化不全(羽根部分などがしっかり羽化できなかった成虫。短命です)や蛹の段階で死んでしまうことも多く、それはルディパパ達愛好家が大型化を望んでいたからで、日本のオオクワガタとしては限界を超えた大きさになってきていました。

 何しろ菌糸で育ててうまく羽化したオオクワガタの雄は、カブト虫より遥かに大きいのです!

 雄の蛹死亡率の高さにふと虚しさを覚え、やめることになりましたが(ルディの世話でそれどころではなかった)、クヌギの木から産まれたばかりの幼虫を取り出す時と、最後の菌糸ビンを開ける時のワクワク感を、暑くなってきたこの時期に思い出すのです。









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 クワガタの話が長くなりました。

 ルディは夏になると、夜はソファーのこの位置に陣取っています。

 ルディパパはといえば、ソファーからリビングでもっとも涼しい場所へ・・・要するに地べたです・・・。

 先日、仮眠していて起きたら、起床予定時間を遥かに過ぎた午前零時過ぎであった。
 ルディママは寝室のある二階へ行ってしまっていて人の気配はない。

 そして、人の気配だけではなく、犬の気配もない。

 エアコン稼働で、27℃設定のドライ運転でしたが、夜中になると効きがよく室温は26℃であった。

 夕方からドライ運転で除湿もされているので、薄着だったルディパパはかなり涼しい、という感じ。

 兎に角、犬の気配がない・・・。









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 ・・・。









↓慎重に、慎重に、一枚一枚皮をめくるように・・・の18秒です。






 黒い物体が飛び出てきました。

 ルディよ、寒かったんだなぁ、ごめんごめん。

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