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避難指示

  結局2回に分けてしまったルディパパです。

 連続更新なのでお許しを・・・。

 あっ、最新記事のこちらから読まれた方、前回記事『避難勧告』からお読みいただければ幸いです。






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 男は車を運転していた・・・。

 ザーッザーッ!

 バシャバシャ、というような良く聞く雨音とは異質の雨と風が混ざったような激しい音。
 ゲリラ豪雨のような雨と、車もガタガタと揺れる激しい突風・・・。


 長女の乗っている電車は幸いにもルディ家最寄駅から2駅先と3駅先の間の線路で停車していました。

 ”幸い”というのは”近かった”ということです。

 万が一の為の避難準備をしている間に、長女から再びLINEがあり、電車は氾濫の恐れがある川の手前、ルディ家最寄駅から1駅先の駅までは運転することを知りました。

 長女に駅に着いたら降りるように指示して、ルディパパは長靴を履いて・・・したことといえば、いつも乗っている軽自動車ではなくワンボックスカーで駅に向かったことぐらいです。

 少しでも大きい車で・・・長女のいる駅に行くには危険水位に達した川に掛かる橋を渡らなければなりません。

 家を出てしばらくすると道が大量の水で溢れていて、すわ「氾濫かっ!」と思いましたが、冠水でした。でも、心臓の音がバクバク聞こえるぐらいビビりました・・・。






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 川に掛かる橋に到達!

 しかし、真っ暗で写真は訳が分かりません。窓を開けての撮影にチャレンジしましたが、鉄砲水のように雨が車内に入ってきて断念(早く橋を渡れよっ!)。

 肉眼で見た限りではかなり水位は高かったですが、氾濫するとしたらルディ家最寄橋のこの橋付近よりも川幅が狭い下流の方が氾濫するのだろうと予測できました。

 ともかくも、あちこちが冠水して通行止になっていましたが、橋は通行止になっていなかったので、今すぐ氾濫するわけではないということも分かり少し安心。






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 長女を無事に駅で車に乗せて帰宅。

 コンビニは風雨の中でも営業中。このコンビニも避難指示地域。なんだか不思議な気分。

 一度外に出たことで状況が少し分かったことは良かったのですが、気になるのはルディパパの実家。ルディ家から実家は近いのですが、川が氾濫した場合、ルディ家より心配なんです。普段のゲリラ豪雨でも冠水したりするし、何しろ絶対避難しそうにない老頑固親父がででんと鎮座しています。

 そして、降水予報を見ると、まだ朝までかなりの雨量があること。川の水位が上がるかもしれません。

 ''避難指示”は、かなり広範囲に出されており・・・例えばルディ家近辺の家は避難している様子がありません。しかし、ルディパパ実家に住む妹に連絡すると、ルディ家町内よりは慌ただしい様子。

 長女を迎えに行った時に見た避難指定場所の小学校も煌々と灯りが漏れていて避難している人がいる様子でした。

 少し落ち着きを取り戻したルディ家。テレビでは選挙速報。

「明日休みになるかなー!避難指示出るぐらいやし!」

 お気楽発言の次女を一喝!

「朝まで雨が強くて、それから天気は回復していくから休みになるわけないやろっ!」



 ルディ家の選挙区で勝利した自民党候補者が万歳!敗北した希望の党の候補者が敗戦の弁。

 何十年に1回あるかないかと言われている川の氾濫が彼らの選挙区内で起きるかもしれない、そんな時に慣れない避難指示が出て動揺している選挙区民への心配、労わりは一切なく、避難指示が出ている事についてすら一切彼らの口からは出てきませんでした(ルディパパの見ていた限りでは)。こういう時に点数稼げよ!と思いました・・・。何だか憤りを感じました。


 日付けが変わっても雨風は緩む気配はなく不安は募る・・・。

 再び妹とから連絡があり、実家は今年町の班長なので消防団の指示で近所の家にずぶ濡れになりながら避難説明の連絡に行ったという・・・。

 同じ”避難指示”地域でも緊迫感が違う。

 実家も心配で寝るわけにも行かず・・・と思っていたら再び妹から連絡があり、知る人ぞ知るしんちゃん(消防団です)が、いよいよになったら直接連絡をくれる、と!

 消防団の方々が川を見てくれてるんですよね。有難いことです。

 氾濫して水が流れてきた場合、ルディ家より実家が先だと思われるので、その実家にいよいよの時は連絡が来ると聞いて更に安心して寝ることにしました(ルディママや娘たちは避難準備のみして既に就寝中)。







 結局、川は氾濫せずでした。。

 2時に寝ましたが何回も起きてスマホでチェックし、水位が下がりはじめたのは5時。

 他県では氾濫したところもあるようですし、それと比べれば全然大丈夫だったのですが・・・。

 あとあと分かったことですが、ルディ家地区は堤防が決壊しない限り、氾濫だと水が流れてきても浸水が1メートルはないとの予想だという事。家が流されたり、人が死ぬってことはなかなかなさそうです。

 それでも今回のことで大いに考えさせられました。

 避難せずにやり過ごしたルディ家ですが、避難決行の場合は車で高台に避難して車中泊をするつもりで準備していました。

 言わずもがな、ルディがいるからです。避難所では吠えまくるかもしれないからです。

 そして、急な避難の時の備え。

 ルディの首輪、リード、そしてフードやトイレシーツを入れたカバンをいつでも持ち出せるように常に準備しておかないといけないと強く思いました。




 月曜日、台風は遠ざかっていましたが、正午頃までは風がかなり強かった・・・。

 ルディパパは寝不足の目をこすりながら朝から出勤。

 暴風警報がでていたので、JRが動いておらず・・・。

 娘たちは臨時休校となりました・・・何だか憤りを感じました・・・。






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 月曜日午後から日向ぼっこ。

 日曜日の夜、確かにルディ家は緊迫していたのです!




 平常通りって何ていいんだろう・・・。



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